パラオの気象変動
パラオの天気予報は、晴れ時々雨がほとんどである。
一日晴はあるが、一日雨は1年を通して数日である。
スコールのような通り雨が1回はある。
台風のように長時間、風雨が続くことはほとんどない。
パラオの独立記念日は、毎年天気の良い日が続いていた。
昨日の雨は、昼頃、自転車でコロールに戻った頃、風雨が激しくなり、
夜遅くまで降り続いた。
今朝も同様で、準備をしてオーシャンスイムのあるスコージョーに
行ったが、既に中止になっていた。
昼から断続的に風雨があった。
返し風のようにも思え、前回の沖縄での弱い台風と似た現象であった。
台風はパラオ近海で誕生する。
しかし衛星写真を見る限り、すでに台風の形態をしている。
パラオに住んでいると、台風の発生を感じる時がある。
一陣の風と雨が、普通の通り雨よりも強く長く、1時間ほど続くことがある。
すると1日後、天気図に台風の表示が現れる。
日本に豪雨をもたらした前回の台風15号も不思議な台風だった。
パラオで既に雨雲になり、雨が断続的に降ったという。
沖縄方面でゆっくり留まった時は、風雨は弱いが、台風特有の返し風を受け、
風向が定まらなかった。
その後、大量の雨を含んだまま本土に浸水害をもたらした。
今回の変な雨も、久しぶりにパラオを襲った台風だった可能性がある。
この時期の台風は放物線を描き、日本近海に到達するが、
今回は西に向った模様である。
2日前大潮の早朝にMドッグに行ったが、高潮がドッグを越えていた。
2年前にも調査してみたが、この現象は5年ほど前から始まったという。
三陸の被災地の港を思い出す光景である。
世界中の気象は、今までの常識が通じない段階に来ている。
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