WHAT’S NEXT?

Katzu

2015年03月02日 18:11

いくら、豊かな物より、豊かな心が欲しいと願ってみても、
シンプルと心がけた日常生活でさえ、物は増え続ける。

パソコンにしてもキーボードの故障に始まり、次々に不具合に対応するうち
新規購入を見送り、いつの間にか机の上に周辺機器があふれ返っている。



デジタルと縁遠い生活を2年続けた後、気が付くとスマホ全盛の時代に遅れ
携帯と固定ネット2回線という変則的な生活を送っていた。
特に不便は感じないが、ガラケ―が手放せないのは、
ランニングのポケットに丁度収まるという単純な理由だった。

アメリカ人が複雑な携帯を使わないのは、単純な行動様式をモットーに
指が大きく細かい作業が苦手な為と思っていたが、昨年その認識は変わった。

街中のあらゆる場面、階層で、スマホを手放さない人を多く見かけた。



アメリカのスマホ普及率は驚くほど早く8割に達し、日本の6割を大きく超えた。
その理由は一般的に言われる公共Wi-Fiの普及でなく、低い料金制度にある。

ガラケ―文化が先行し高度化した日本では、スマホ普及は遅れているが、
次時代の開発すべきツールは、ウェアラブルであることは容易に想像できた。




幕張メッセで行われるCEATEC JAPANは、日本の先端技術の展示だけでなく
ブースの関心度により、日本の産業技術の向かう方向性が見えてくる。




昨年秋の時点では、ウェアラブル端末に加え、人工知能、水素エネルギーが
注目を集めており、今後の日本の産業界を先導する科学技術になる予感がした。




時代の流れは、大型、豪華で、エネルギーを大量消費し残留する製品から、
身近でシンプル、環境に配慮したクリーンな製品の開発に移行している。

 
 現在GARMINのGPSスポーツウォッチを使っているが、位置確認、
心肺機能・運動データを送信できるウェアラブル製品である。
これに会話機能が付けば、子供の頃に夢見た漫画の未来そのものになる。



60年代の日本の科学アニメに影響を受けた技術者は多く、
その夢を持つ彼らは世界中に散らばっている。

高度成長時代、欧米に〝猿まね日本〟と揶揄された立場は隣国に移り、
発想や計画アレンジ、サービス面で優位に立つ日本の工業界の未来は
それほど暗いものではないと思っている。
ただ、遅い実施までのシステムとグローバル化が問題なのである。

米・台湾系のGARMINは、軍事GPS技術を応用したグローバル企業で、
今年のスキー世界選手権ではメインスポンサーになっている。
米アップル社のクックCEOは、次世代端末の主力はウェアラブルになると言及した。




 沖縄は比較的Wi-Fi環境が整っており、北部のエリア拡大に伴いWiMAXと
携帯の組み合わせに契約変更したが、ついでにタブレット端末をもらった。
巡り巡って、スマホ時代を経験することなく、新しいウェアラブル端末と
タブレット端末の組み合わせの世代になってしまうかもしれない。




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