沖縄自転車生活

Katzu

2011年09月18日 22:30



 飛行機から見ると沖縄の島々は、
美しくも小さく平たく、移動が簡単そうに見える。

 沖縄に戻り、車のない生活を体験してみようと思い立つ。
那覇ならまだしも、バス以外の交通手段がない地方では、
絶対無理、考えられないと知人から言われた。

 コザに用事があったので、早速出かける。
隣町だがルート選択には苦心した。

その条件は
1、路肩幅が50cm以上の道路
2、高低差のないルート
3、交通量の少ない幅員6m以上のルート

これを地図上から探すのが大変で、先月車でシュミレートまでした。

 沖縄の歴史が特殊な交通環境を作った。
米軍用地は平地にあり、それを取り巻き都市が発展した。

幹線道路も基地を避け高低差がある峠を通っている。
これがくせもので、短距離でかなりの勾配がある坂がある。

 欧米の交通計画は、古典的ブキャナンレポートの歩車道分離の法則に
基づているが、日本ではいち早く沖縄に取り入れられた。
隅切り半径の大きな交差点、狭い路肩、段差のある縁石構造の
車道が一早く建設された。
しかし、歩車を分離しただけで、二輪車の通行レーンは全く
考慮されていない。しかも、危険な分離帯なしの4車線道路も多い。



 結局この日は雲行きも怪しくなり、石川経由で戻る。
都合64km、920kcal消費だった。
これだけ走ってかつ丼1杯、
しかし、バス代にすれば2000円、これは大きい。
しかも、9.6kgのCo2削減とでた。
CDMの排出量取引に合わせ計算すると、月約1000円程度である。
個人のCO2買取制度ができればいいのだが。
このワイヤレスサイクルメーターは安い割には、かなりの優れものだ。



かくして、沖縄でのエコライフが始まった。

しかし、沖縄で自転車が全く普及しない理由が明らかになる。

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