さくらんぼの収穫

Katzu

2011年07月01日 14:26

沖縄の梅雨明けは6月9日で観測史上最も早かったが、
反対に東北の梅雨入りは例年より10日間遅く6月21日だった。
最近の沖縄と東北の気温を比較すると、30℃程度で変わらないが、
寒暖の差、湿度が全然違う。
湿気の多い梅雨とは言え、帰郷すると肌のかさつき感が全然ちがう。



今年のさくらんぼは、低温日が続いたこともあり、主力品種である
さとう錦の収穫も1週間ほど遅れている。
その収穫時期は短く、来週までの10日間くらいで終わる。
続くナポレオン、紅秀峰の収穫を入れても1か月程度である。

全国一寒暖の差の激しい山形は、これから、もも、スイカ、ブドウ、ラフランス、
リンゴ、柿
と、次々に全国レベルのフルーツの収穫に入り、
地元の人間も食べ頃を失してしまうほどである。

さくらんぼの生育条件は、根腐れしない水はけの良い扇状地で、
芽の冬眠時期、寒暖の差があり、梅雨の収穫時期は雨が少ない内陸盆地であることである。
南洋でもさくらんぼは成っていたが、小さく甘酸っぱかった。

地球温暖化の影響は、農産地をも変えると言われている。
北限が移動していくという単純な理屈だでなく、地質条件、寒暖差、
風光などの気象条件の変化がもたらすものは大きい。

しかし、デリケートな作付技術や、培われた農業文化、日々の暮らし、
歴史はすぐには変化しない。



放射能の影響はどうであろうか。
現在は放射線も検出されず、雨よけシートもあり影響はないと言われているが、
観光客は減るだろう。
毎年、ピーク時は高速道路の出入り口の渋滞があるが、
今年は無料実験も終え、交通量は確実に減少する。

 さくらんば捥ぎ取り園は1時間1000円から1500円で食べ放題で、
土産用は1kgで3000円程度である。
しかし土産分まで腹に入れると、腹をこわしてしまう。



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