2011年03月26日

大震災を未来につなげる生活とは?

 東日本大震災直後、山形市では電気、携帯、ネットは通じず、ラジオ放送だけが随一の情報源となった。
ストーブのない不安と寒い一夜をすごした。35時間後電気が回復し、安堵した。
 
2年間過ごしたパラオでは日常的な停電を経験してきたが、メール送信に不便を感じる程度だった。

 大震災を未来につなげる生活とは?しかし、雪国では電気のない日常生活は
考えられない。震災の夜、電気のいらない
石油ストーブ、アナログ電話、アナログラジオ、
ランプを持つ人は必要最小限の生活をする
ことができた。

これらは昭和時代、父母たちが大切に
使ってきたものばかり。

私が係った公園も写真のとおり真っ暗。
ソーラー式照明灯も、着雪のためか
災害時の用を果たせなかった。


 我々の生活には便利なものがあふれかえっている。捨てようとしても、処分の仕方が分からなく、
有料だったり、時間がかかったりする。
3R ( Reduse, Reuse, Recycle)運動はすでに理解されつつあるが、
パラオではRethinkを加え4R運動を展開している。

生活をスリムにしたいと思う。
余計な生活器具を省き、いつもバッグ一つで出かけられるような生活を基本に考えたい。

日本人1人が1日で消費するエネルギ―は約15,000kcalと言われるが、これは1日約2,000kcalの食事により消費される。このアンバランスこそが、都市生活のリスクなのである。



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Posted by Katzu at 20:18│Comments(0)大震災
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