2011年07月18日
アカバナの誤解
沖縄に戻って変わったことといえば、赤い街路樹が咲いていたことだ。
地元の人に聞くとデイゴだと言う。
“デイゴの花が咲き 風を呼び嵐が来た”
宮沢和史の島唄の歌詞はデイゴの花が咲いた初夏に、米軍の侵攻が
あったことを歌った反戦歌とも言われている。
デイゴは多分4月頃咲いたはずだ。
丁度この頃は東北に行って沖縄のディゴの花は見ていない。
これは、デイゴとは違うと感じつつ、家に帰り調べる。

ホウオウボクであった。
またの名をフレームツリー(火炎樹)、
サイパンではナンヨウザクラと呼んでいる。
このナンヨウザクラにも多くの誤解がある。
南洋戦線の兵士たちは、日本の桜を懐かしみ、地元の赤花を
南洋桜と呼んだ。
沖縄に近いパラオで地元の人がナンヨウザクラと呼んでいたのは
デイゴだった。

本当のナンヨウザクラは、別にあり、実以外は桜のイメージと全く違う。

内地の人には、沖縄の桜を南洋桜と勘違いしている人もいる。
1月に開花する名護の桜はソメイヨシノと違うヒカンザクラである。

南の島には赤い花が良く似合う。
沖縄でアカバナと言えばハイビスカスのことである。
以前は沖縄のイメージは赤いハイビスカスだった。
国内でのイメージは圧倒的だったが、1年中、太平洋中の島々で咲いている。
ハワイの州花でもある。
やはり、沖縄固有のイメージはデイゴである。
堂々とした咲きっぷりと目立つ色、他に対抗できる花はない。
すでに公園名、通り名などにもあり、まちを構成する
キーの一つにもなっている。
東北の公園を計画設計していると、夏の明るさが欲しくなる。
適応できる夏の赤花はネムの木と、サルスベリ程度で、
南国を表現する材料は白砂と、色ガラス、サンゴ、赤瓦である。
赤花の樹種は、季節ごとの色彩配置や、ランドマーク的な
使い方にも活用できる。
最近、デイゴはデイゴヒメコバチにより立ち枯れの被害がある。
北海道の知人は、竹富島のデイゴを救う活動をしている。

地元の人に聞くとデイゴだと言う。
“デイゴの花が咲き 風を呼び嵐が来た”
宮沢和史の島唄の歌詞はデイゴの花が咲いた初夏に、米軍の侵攻が
あったことを歌った反戦歌とも言われている。
デイゴは多分4月頃咲いたはずだ。
丁度この頃は東北に行って沖縄のディゴの花は見ていない。
これは、デイゴとは違うと感じつつ、家に帰り調べる。

ホウオウボクであった。
またの名をフレームツリー(火炎樹)、
サイパンではナンヨウザクラと呼んでいる。
このナンヨウザクラにも多くの誤解がある。
南洋戦線の兵士たちは、日本の桜を懐かしみ、地元の赤花を
南洋桜と呼んだ。
沖縄に近いパラオで地元の人がナンヨウザクラと呼んでいたのは
デイゴだった。

本当のナンヨウザクラは、別にあり、実以外は桜のイメージと全く違う。

内地の人には、沖縄の桜を南洋桜と勘違いしている人もいる。
1月に開花する名護の桜はソメイヨシノと違うヒカンザクラである。

南の島には赤い花が良く似合う。
沖縄でアカバナと言えばハイビスカスのことである。
以前は沖縄のイメージは赤いハイビスカスだった。
国内でのイメージは圧倒的だったが、1年中、太平洋中の島々で咲いている。
ハワイの州花でもある。
やはり、沖縄固有のイメージはデイゴである。
堂々とした咲きっぷりと目立つ色、他に対抗できる花はない。
すでに公園名、通り名などにもあり、まちを構成する
キーの一つにもなっている。
東北の公園を計画設計していると、夏の明るさが欲しくなる。
適応できる夏の赤花はネムの木と、サルスベリ程度で、
南国を表現する材料は白砂と、色ガラス、サンゴ、赤瓦である。
赤花の樹種は、季節ごとの色彩配置や、ランドマーク的な
使い方にも活用できる。
最近、デイゴはデイゴヒメコバチにより立ち枯れの被害がある。
北海道の知人は、竹富島のデイゴを救う活動をしている。

Posted by Katzu at 01:35│Comments(1)
│環境デザイン
この記事へのコメント
はじめまして。
沖縄旅行をきっかけに娘が三線を習い始め、沖縄の言葉についていろいろ調べていてこちらのページを見つけました。
いろんな歌に「赤花」と書いてある歌が多いのですが、赤花とはなんの花か…と思って検索していました。
(だいたい、デイゴかハイビスカスのことだったようです。でも、沖縄には他にもいろいろ赤い花がありますね。)
私はまだ「沖縄初心者」でそんなに詳しいわけではないのですが、島唄の作者は、ひめゆり学徒隊の「おばあ」の戦時中の話を元に作った歌だと書いていましたので、デイゴの咲く時期を間違うはずはないのでは…?とちょっと疑問に思い調べてみました。
こちらの、デイゴと「島唄(THE BOOM)」の関係についてですが、島唄の歌詞の「デイゴ」は誤解ではない、と思います。
なぜなら、沖縄戦が始まったのが1945年3月26日で、6月23日に終わっていますので…まさに、デイゴの花の咲く季節に戦闘が行われたのではないでしょうか。
差し出がましいとは思いましたが、ちょっと気になりましたのでコメントさせていただきました。
沖縄旅行をきっかけに娘が三線を習い始め、沖縄の言葉についていろいろ調べていてこちらのページを見つけました。
いろんな歌に「赤花」と書いてある歌が多いのですが、赤花とはなんの花か…と思って検索していました。
(だいたい、デイゴかハイビスカスのことだったようです。でも、沖縄には他にもいろいろ赤い花がありますね。)
私はまだ「沖縄初心者」でそんなに詳しいわけではないのですが、島唄の作者は、ひめゆり学徒隊の「おばあ」の戦時中の話を元に作った歌だと書いていましたので、デイゴの咲く時期を間違うはずはないのでは…?とちょっと疑問に思い調べてみました。
こちらの、デイゴと「島唄(THE BOOM)」の関係についてですが、島唄の歌詞の「デイゴ」は誤解ではない、と思います。
なぜなら、沖縄戦が始まったのが1945年3月26日で、6月23日に終わっていますので…まさに、デイゴの花の咲く季節に戦闘が行われたのではないでしょうか。
差し出がましいとは思いましたが、ちょっと気になりましたのでコメントさせていただきました。
Posted by はなずきん at 2015年04月21日 09:49
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