2011年11月21日

スポーツボランティア

スポーツボランティア

 沖縄は、年間40近いマラソン大会、トライアスロン大会、
サイクルロードレースがある。
今日も近所で中部トリムマラソンがあった。
尚巴志ハーフマラソン、ツールド沖縄と毎週続いたので、
今回はボランティアの予定でいた。
先々週、大会事務所に問い合わせたが、
既に団体参加で準備出来ているので、と丁寧に断られた。

 大会運営は段取り八分で、特に人間の配置手配が大変である。
どのようなシステムで運営されているのか、興味をもった。

スポーツボランティア

 大会ボランティアは大変である。
今日は時折雨の降る、あいにくの天気だった。
競技中は、寒くても熱くても雨が降っても、場所を離れられない。
立ち続けなければならないこともある。
周回チェック、ルート指示など、間違えられないストレスもかかる。
何度か経験したが、いつも競技で参加した方が楽だと思った。
通常は、彼らの存在なしでは、市民レベルの大会を支えられない。

スポーツボランティア

 今日の大会は5000人参加で、規模は中規模だが大きなスポンサーがいない。
競技観戦しながら少し話を聞くと、沿道清掃は建設業協会、
沿道ボランティアは高校生、計測や各地点責任者は先生、
公務員が行っているようだった。
走らない人はボランティア!と言い付けられた、ような雰囲気もあった。

スポーツボランティア

 沖縄でスポーツイベントが多い理由は3つある。

第一に、観光地であることと、気候的な優位さもあり、
    資金的にスポンサーが付きやすいこと。

第二に、集落単位の結びつきが強く、伝統行事の運営に慣れていること。

第三に、教育の一貫として、学校の強いバックアップがあること。

 欧米的なボランティアを寄せ付けない、システム的な強さがある。

 沖縄の結いの精神は、街づくりの基本的な要素でもある。
防災計画やスポーツ大会のシステムに関しても、同じく重要である。

 都会では大きなスポンサー、高額な参加費、大会魅力のアピール、
そして、ボランティアの組織化が必須である。
多くの人の協力が必要なので、災害ボランティア同様、
年間保険の加入制度なども必要かもしれない。

 ミクロネシア大会ボランティアの時は、1週間前に競技講習会があった。
おかげで、オセアニア大洋州のトライアスロン審判員になれたが、
一般の人が競技を理解し、興味を持つことが大切であろう。







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