2012年02月10日

プロ野球戦線

プロ野球戦線

 桜前線が南下すると同時に、野球戦線も南下し沖縄も春を迎える。
沖縄でキャンプする球団は12球団中、10球団を数える。
沖縄県内には各市町村に20の公式野球場があり、
いずれも体育館やドームを併設した高価な施設である。
各市町村の財政負担も大きい。
キャンプでの練習に合わせ、選手団を始め、マスコミ、熱心なファンが数千人訪れる。
この地元に対する経済効果は100億円にのぼると言われる。

 連日報道されるプロ野球であるが、キャンプを行っているのは
日本のプロ野球ばかりでない。
韓国プロ野球も5球団が来日している。
Jリーグも4チームが分散して練習をしている。
風雨条件を除けば、気候が温暖で、施設が充実し、
スポーツファンに囲まれた環境は他にない。

プロ野球戦線

 人気のある球団は連日、ファンが集まる。
宜野座村は那覇から離れ、普段は観光客も少ないが、球場はお祭りのようだ。
しかし警備員が多く配備され、屋内練習はプレスONLYだった。
名護の日ハムは、毎日、駐車場とのシャトルバスまで用意している。
このお祭り騒ぎは巨人の合流する今月末まで続く。
沖縄では旧正月が終わり、浜下りまで祭事がないので、
丁度いい季節なのかもしれない。

プロ野球戦線

 韓国野球はどうであろうか。
市内の具志川野球場ではSKワイバーンズ、
石川野球場ではLGツインズが練習していた。
観客は2人しかいなかった。

プロ野球戦線

筋肉質の選手が多く、はでな動作が目立つ。
自由な雰囲気もあり、統一感のある日本の練習とも違う。
大きな掛け声が野球場全体に響き渡っていた。
少年野球団の子供達が予備球場に練習に来た。
彼らは遠巻きに、彼らの練習を見ていた。
少年達は、自分達と違う雰囲気に、どんな感想を持ったのであろうか。

このような恵まれたスポーツ環境が、今の沖縄野球の隆盛を生んだのは言うまでもない。



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Posted by Katzu at 02:24│Comments(0)街の環境
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