2012年07月29日
沖縄の放射能空間線量
現在、沖縄の放射能の空間線量は、本土と比べどうなのだろうか。
1年を通じて被災地を回りながら、放射線を調べるのが習慣になっていた。
沖縄に来て、ある点で気になることがあり、何度も計るようになった。
いつそれをまとめようか迷っていた。
1年がたち、人々の生活も変わらず、食品のセシウム以外は、
放射能汚染の意識も遠のき、過敏すぎる反応も薄らいでいる。
でも本当は、原発事故が起きる前に、沖縄でも検証すべきことだったと思う。
沖縄の空間線量は平均して低い。
その数値は、0.1μsv/h以下の地点が多く、特に問題視されていない。
車を走らせ、放射線測定器を動かしていると、
値が急に上がる個所があり気になっていた。
その場所に戻り、再測定してみた。やはり高めであった。
これらを地図に表してみた。
ランクの色分けは福島県の空間線量マップを参考にしている。

図面詳細
その特徴は
1.全く影響のない地点が多い。
2.平均的には東北と同レベルである。
3.基地隣接地では低いが、周辺の地点で値が上がる個所がある。
0.1μsv/h以下の地点が多いのは理解できるが、福島県の帰宅困難区域の
放射能汚染地域を除くその周辺の値と、同程度の値を示す地点があることに、
多少予想していたとはいえ、驚いてしまう。

福島県放射線量マップ(2011)
調査精度は違うが、文科省が公開している沖縄県の4地点は、
県内で最も空間線量が低い地点でることもわかった。
確かに原潜寄港地の米軍基地境界では、特に高い値は示さなかった。
しかし、基地周辺のある地点では、比較的高い値を示した。
うるま市の田場から安慶名にかけての地域と、
東南植物園周辺、大謝名付近で0.2μsv/h以上の値を示した。

これらの値は、ホットスポットというほどのものではないが、
福島県の相馬市、郡山市、いわき市あたりの空間線量と比べ
あまり変わらない値である。
文部科学省放射線モニタリング情報
これは総体として何を意味しているのであろうか。
1.原発事故後、全国的に放射能が拡散し平均的に高くなった。
2.原潜の放射能漏えい事件、放射能物質の保管による影響があった。
3.放射性物質が廃棄された履歴がある。
これ以上、正確に個人的に調べる余裕も時間も、そのつもりもない。
少なくとも、放射能を恐れた過剰な反応が、
がれき受入反対や不買活動を引き起こす前に、
自分の足元をもう一度見直すことが大切であると思う。

原発のない沖縄では、全国で起きつつある再稼働反対のデモもなく、
近々の課題である、オスプレイ反対の県民集会が5日に行われるが、
互いの出来事は、他山の石でないことだけは明らかである。
※測定機器は、一般的なSOEKSで地上50cm、5分計測、平均値を取っている。
数値の相対的比較が目的なので、補正値は掛けていない。
1年を通じて被災地を回りながら、放射線を調べるのが習慣になっていた。
沖縄に来て、ある点で気になることがあり、何度も計るようになった。
いつそれをまとめようか迷っていた。
1年がたち、人々の生活も変わらず、食品のセシウム以外は、
放射能汚染の意識も遠のき、過敏すぎる反応も薄らいでいる。
でも本当は、原発事故が起きる前に、沖縄でも検証すべきことだったと思う。
沖縄の空間線量は平均して低い。
その数値は、0.1μsv/h以下の地点が多く、特に問題視されていない。
車を走らせ、放射線測定器を動かしていると、
値が急に上がる個所があり気になっていた。
その場所に戻り、再測定してみた。やはり高めであった。
これらを地図に表してみた。
ランクの色分けは福島県の空間線量マップを参考にしている。

図面詳細
その特徴は
1.全く影響のない地点が多い。
2.平均的には東北と同レベルである。
3.基地隣接地では低いが、周辺の地点で値が上がる個所がある。
0.1μsv/h以下の地点が多いのは理解できるが、福島県の帰宅困難区域の
放射能汚染地域を除くその周辺の値と、同程度の値を示す地点があることに、
多少予想していたとはいえ、驚いてしまう。

福島県放射線量マップ(2011)
調査精度は違うが、文科省が公開している沖縄県の4地点は、
県内で最も空間線量が低い地点でることもわかった。
確かに原潜寄港地の米軍基地境界では、特に高い値は示さなかった。
しかし、基地周辺のある地点では、比較的高い値を示した。
うるま市の田場から安慶名にかけての地域と、
東南植物園周辺、大謝名付近で0.2μsv/h以上の値を示した。

これらの値は、ホットスポットというほどのものではないが、
福島県の相馬市、郡山市、いわき市あたりの空間線量と比べ
あまり変わらない値である。
文部科学省放射線モニタリング情報
これは総体として何を意味しているのであろうか。
1.原発事故後、全国的に放射能が拡散し平均的に高くなった。
2.原潜の放射能漏えい事件、放射能物質の保管による影響があった。
3.放射性物質が廃棄された履歴がある。
これ以上、正確に個人的に調べる余裕も時間も、そのつもりもない。
少なくとも、放射能を恐れた過剰な反応が、
がれき受入反対や不買活動を引き起こす前に、
自分の足元をもう一度見直すことが大切であると思う。

原発のない沖縄では、全国で起きつつある再稼働反対のデモもなく、
近々の課題である、オスプレイ反対の県民集会が5日に行われるが、
互いの出来事は、他山の石でないことだけは明らかである。
※測定機器は、一般的なSOEKSで地上50cm、5分計測、平均値を取っている。
数値の相対的比較が目的なので、補正値は掛けていない。
Posted by Katzu at 17:05│Comments(1)
│原発
この記事へのコメント
元米軍の証言では、沖縄でも劣化ウラン弾を使ったという証言があるようです。福島の影響だけではないのでは?http://onodekita.sblo.jp/
Posted by 東京のおっかさん at 2013年08月16日 11:53
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