2013年02月15日
沖縄の自転車から見えるもの
冬の間、サイクルイベントに県外からも観光客が集まる沖縄ではあるが、
安全に走れる市街地の道路は、意外に少ない。
アメリカ型の道路整備が先行し、場当たり的な公共整備が進んだ沖縄では、
路肩も狭く、途切れ途切れに自転車の走る道を選択しなければならない。

気候的に常春夏の南島なので、紫外線は強いが気温は安定している。
しかし、自転車利用が少ないのは、雨と風による理由が大きい。
特に、冬の北東の風と台風の季節は、自転車に乗れない日が多い。
地理条件は、狭く急峻な隆起サンゴ礁の複雑な地形で、
坂道が多く、ママチャリでは上れない箇所が多い。

平成20年に原付バイクの販売台数を越えた電動アシスト自転車は、
全国的に普及しているが、沖縄では十分に普及していない。
自転車インフラが進まない理由に加え、金属類が腐食しやすい環境であること、
自転車利用率が低く、自転車に乗る経験が少ない婦女子が多いのも事実である。
戦後の交通政策の誤りは、自転車と歩行者の供用を
自歩道というあいまいな解釈で道路を整備したことである。
沖縄でも同様で、基本的に自転車は道路という通達がされたのは
昨年のことで、路肩を通行できない都市計画道路も多く施工してきた。
もちろん、都市計画道路網の整備は必要だが、無駄な計画路線を見直し、
安全に自転車が通行できない道路は、改築しなければならない。
交通弱者対策と交通機関の分担と利用促進は、同じ視点が必要である。
特に、市街地の歩行者ネットワークの整備は、車道網以上に大切で、
視覚障害者用ブロック網の計画と、自転車網の計画は、
同じレベルで同時に進行しなければいけない。

今まで、自分の関わった計画の中で、自転車道を含む緑道の整備を
提案してきたが、そのほとんどは機能していない。
若気の至りで、反省すべき点が多いが、
その原因は、すべて自転車への理解と利用率の低さにあった。
海外では、自転車が生活の一部になっている欧米だけでなく、
大気汚染の進む中国や韓国でも、国をあげて自転車のシェアリングや、
交通機関の転換を模索し始めている。
自動車で経済が豊かになり、車社会が発達しすぎた日本であるが、
同じ悪循環に陥らない交通のシステムを提案、実践すべきだと思うのである。
自転車利用が、地球温暖化対策の最後の施策とまで言われる現在、
低炭素型自動車の普及と自転車への交通転換の取り組みを、
今から始めなければならない。
アメリカ型車社会の歪みから生れた沖縄の道路を、
きれいな海と増える交通量、エコアイランドとCO2増大の
大きなギャップを感じながら、毎日ペダルを踏んでいる。

安全に走れる市街地の道路は、意外に少ない。
アメリカ型の道路整備が先行し、場当たり的な公共整備が進んだ沖縄では、
路肩も狭く、途切れ途切れに自転車の走る道を選択しなければならない。

気候的に常春夏の南島なので、紫外線は強いが気温は安定している。
しかし、自転車利用が少ないのは、雨と風による理由が大きい。
特に、冬の北東の風と台風の季節は、自転車に乗れない日が多い。
地理条件は、狭く急峻な隆起サンゴ礁の複雑な地形で、
坂道が多く、ママチャリでは上れない箇所が多い。

平成20年に原付バイクの販売台数を越えた電動アシスト自転車は、
全国的に普及しているが、沖縄では十分に普及していない。
自転車インフラが進まない理由に加え、金属類が腐食しやすい環境であること、
自転車利用率が低く、自転車に乗る経験が少ない婦女子が多いのも事実である。
戦後の交通政策の誤りは、自転車と歩行者の供用を
自歩道というあいまいな解釈で道路を整備したことである。
沖縄でも同様で、基本的に自転車は道路という通達がされたのは
昨年のことで、路肩を通行できない都市計画道路も多く施工してきた。
もちろん、都市計画道路網の整備は必要だが、無駄な計画路線を見直し、
安全に自転車が通行できない道路は、改築しなければならない。
交通弱者対策と交通機関の分担と利用促進は、同じ視点が必要である。
特に、市街地の歩行者ネットワークの整備は、車道網以上に大切で、
視覚障害者用ブロック網の計画と、自転車網の計画は、
同じレベルで同時に進行しなければいけない。

今まで、自分の関わった計画の中で、自転車道を含む緑道の整備を
提案してきたが、そのほとんどは機能していない。
若気の至りで、反省すべき点が多いが、
その原因は、すべて自転車への理解と利用率の低さにあった。
海外では、自転車が生活の一部になっている欧米だけでなく、
大気汚染の進む中国や韓国でも、国をあげて自転車のシェアリングや、
交通機関の転換を模索し始めている。
自動車で経済が豊かになり、車社会が発達しすぎた日本であるが、
同じ悪循環に陥らない交通のシステムを提案、実践すべきだと思うのである。
自転車利用が、地球温暖化対策の最後の施策とまで言われる現在、
低炭素型自動車の普及と自転車への交通転換の取り組みを、
今から始めなければならない。
アメリカ型車社会の歪みから生れた沖縄の道路を、
きれいな海と増える交通量、エコアイランドとCO2増大の
大きなギャップを感じながら、毎日ペダルを踏んでいる。

Posted by Katzu at 14:07│Comments(0)
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