震災復興計画その3

Katzu

2011年04月07日 16:52

震災地をまわって
 昨夜、八戸から深夜遅く帰宅した。
宮城県名取市から八戸まで7日間かけて、被災地を調査して回った。
自転車を車に積んでの活動だった。
この惨状を直視することはつらく、文字通り息をのむ風景の連続に呼吸が苦しくなり、
こみあげてしまった。それはほこりと異臭のせいばかりではなかった。
今回は体を動かすボランティア活動はできなかった。
自分のできる分野で、復興の目安になるように、結果をまとめていくつもりだ。

 プロ達の活動には目を見張るものがある。
行方不明者の捜索と瓦礫撤去の自衛隊員は、有事に備え鍛えらていると思う。
一般人ならあの惨状の現場に毎日接することは耐えられないだろう。
医療関係者も同じで、やはり死に接する態度ができているのだろうか。
彼らの目には、壊れかけた防潮堤に登ったり、海水を口に含んだり、
目地を計測したりしている私の姿は何と映ったのだろう。
 
 被災者の方は心痛の極みに耐えているはずなのに、我々が同情する以上に、
明るく振舞っていることに感激する。
肉親と家を失いながら、仲間から何かを始めようとする人もいる。
                                          「名取市閖上復興支援のブログ」

焦る必要はないが、復興は若い人を巻き込み既に始まっている。

 新しいまちづくりのためにやるべきことは各立場で違うが、
振興計画のスキームは3つの責任により実現する。


 国は復興のロードマップと支援策を早く示すべきで、すべての公務員はこういう国難こそ
公僕となって職務に臨んでもらいたい。
民間人は通常の経済活動を復旧させ、自分のできる能力をボランティアすべきで、
被災者は、コミュニティの維持と将来のイメージを、徐々に築いていくことが必要ではないだろうか。


そして
漂流物を除けば、今もきれいな三陸東北の海である
いや、あって欲しい



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