パラオ帰省

Katzu

2011年09月30日 16:45

 台北からの入国は初めてだったが、自転車も無事で、
無料持ち込み、税関も問題なかった。
しかも、トランジットでないにも関わらず、
台北の税関内で預かってもらう裏技を使った。
ネゴシエイトの勝利である。

 空港は、到着便のため日本人は一人もなく、
知り合いの中国人に会っただけだった。
乗用車のトランクに入りきれない荷物も、
他の車で運んでもらった。

DWモーテルに泊まったが、その日は近くの1ドルショップと、
新しく出来ていたモグモグに行った。
ちょっと高級な鉄板焼き屋さんだった。
台北での1日分の食事代が消えた。

 次の日、Bikeを組み立てた後、コロール州政府にあいさつに行く。
入口付近に、キノコがたくさん生えていた。
ここ数年で一番多い生え方だ。
今年は雨が多かったのだろう。
1年前は給水制限もあった。
キノコはエノキシメジに似ていて食べられそうだが、
猛毒のヒトヨタケの傘に似たものもあるので、変種かもしれない。
今回はやめておこう。



 元の職場に沖縄のサーターアンダギーを持っていく。
なんだなんだ、と集まってきた。
パラオのタマと同じだと知って、神妙になっていた。



 遠くで手を振り、名前を呼ぶ人がいた。アダチ州知事だった。
手を広げ駆け寄り、笑顔であいさつしてくれる。
口の中をビンロウで赤く染めながら、こんな気さくな接し方をされると、
また帰ってきたくなる。
彼は人望も厚く、人気のある政治家である。

 突然の訪問で驚かせたが、通りすがりの1旅行者の方が
気楽だったかもしれない。
午後からは後任者との打ち合わせ、部長からは委員会の
食事会(打合せ会?)の話を受けた。
だんだん仕事できたような雰囲気になってきたけど、
1年間気掛かりだっただけに本望である。

 オリンピック委員会に行って、競技の情報を確認しに行く。
やはり、バイクレースとトライアスロンは中止になり、
今年はオーシャンスイムとカヌーレースだけらしい。
3日前にメンバーからメールをもらった。
いつも直前にならないと競技内容が公表されない、パラワンスタイルである。

 オーシャンスイムか、最近泳いでいないので、国立プールに泳ぎに行く。
前と変わらず、青い目のジュディとSimaさんが子供たちに教えていた。
久しぶりの姿に信じられない様子だった。
彼女はずっとパラオ人を指導し、Japan Openや国際大会に出場させながら、
オリンピック委員会で働く凄い人である。



日本の誰もいない殺風景な50mプールと、
少し濁っているが海に面し潮風を受け、
活気のあるこの25mプールとの違いは、
一体何なんだろう。


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