2011年10月17日
ワールドビジネスフェア

世界のウチナンチュ大会に合わせ、沖縄べンチャービジネス企業の
イヴェントが宜野湾で開かれた。
参加企業は60以上、海外からの参加も多く、
大学やJETROが協賛、後援している。

沖縄のベンチャービジネスの特徴は
1、アジアの中心の位置的有利さを活かしたグローバルなもの
2、沖縄の自然のエコロジカルな特殊性を活かしたもの
3、沖縄の産業構造、とりわけ観光産業に付随したもの
この3つの優位性を武器に、創出した企業が多い。
何社か話を聞くうちに、2年前の海外生活の中で考えていた、
あるいは関わりをもったアイディア・技術が、
すでに市場に出回ったスピードに驚く。
中国大蓮で翻訳、通訳、人材派遣を行う、ATENDの女性代表は、
「私も帰国組で仕事がなかったから、同じ立場で働く人を探した。」という。
中国向けのパンフレットをつくり、日本の企業を紹介したり、日系企業の
人材派遣を手助けするという、沖縄というポジションも活かした好例である。
グローバルな人間関係が生みだす、これからの分野である。
健康ブームを受けて、沖縄の動植物は本土にない神秘性もあり、
次々にヒット商品を生み出している。
今年の目玉はクワン草と月桃である。
3年前パラオでこの薬草の話を初めて聞き、
大学の先生の依頼で調べたことがある。
月桃はパラオ他の南洋にも自生するが、現地の人はその効用を知らない。
このような島の宝は、まだまだ南洋を含めたくさんある。
知的財産権の話もあるが、まだまだベンチャーは続くだろう。
クワン草普及協会はこちら
赤土の流出対策、バイオエネルギーなど、南洋で必要とされる環境技術は、
数年前から紹介されているが、沖縄の企業はそれを短期間で商品化した。
具体的に必要としている島嶼国は多く、これらを環太平洋各国に
アピールすれは、環境ビジネスをけん引する可能性がある。

沖縄の自然や観光を、紹介したり、支援する団体は数多いが、
多くはNPO法人か、役所の商工課の出張団体であったりする。
これらを模索しているが中々形に現れない。
その中である種の可能性を感じさせる会社があった。
沖縄観光案内所EarthTripという株式会社である。
一見、普通の観光斡旋業のように見えるが
観光に関した案内、開発、調査、企画運営を行う。
本土では、イベント屋、調査コンサルタントなどの会社以外は、
NPO法人が行うケースが多いが、この民間ビジネスが成り立つのは
沖縄ならではの特徴である。
EarthTripはこちら
Posted by Katzu at 20:14│Comments(0)
│ビジネス環境
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