2011年11月07日

沖縄の秋の海

沖縄の秋の海

 海のそばに住んでいても、海に出られる日は限られている。
船で風のないポイントに行ければ別だが、天気の変化、
潮の動きを読めば出るタイミングが難しい。
10月は風の強い日が多く、海の中は覗けなかった。
台風の時期が過ぎても、海の中は濁りがあり、底のごみや小石も多い。
11月は台風もなく、水も澄み、ウェットスーツなしで泳げる最後の時期である。
台風前の6月頃か、この時期がダイビングのベストかもしれない。

 この日、雨が断続的に降っていた。
大潮のこの日、干潮をねらいリーフエッジまで行く。
波の振動がドーンと響いてくる。
上げ潮で浜に向かい流れているが、リップカレントもあるので、
エッジから離れるのが恐い。
浅瀬には元気のいい小さなサンゴが、増え始めている。
台風の影響もない。

沖縄の秋の海

 海の中は夏と違い、カラフルな賑やかさはない。
黒っぽい魚も多く、かわりにべラやチョウチョウウオなどは大きく、
たくましくなったような気がする。
冬に備え栄養を蓄え、動きが鈍くなり深みに入っていくのであろうか。
少し深みにはフエダイ、イトヨリダイの群れがいたり、
さらに深くに目をやると、カイワリ、フエフキダイなどが単独で現れた。
もちろん素潜りの深さの範囲である。

沖縄の秋の海

沖縄の秋の海

 小物類はスズメダイ、ギンポ、ハコフグ類などがいた。
色違いの種類も多く、詳しい種類がわからないのもいる。
小物をじっくり見ていけば、珍しいものがたくさん出てくるであろう。

沖縄の秋の海

沖縄の秋の海

 水温は現在も26℃あるが、風が冷たくなり海で泳ぐ人はいない。
この時期、恩納村のリゾートホテルで、ビーチに向かう
観光客の姿には違和感がある。


タグ :海の環境

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Posted by Katzu at 00:47│Comments(0)海の環境
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