2015年07月05日

梅雨前線の彼方に

 今年の梅雨は梅雨前線が停滞し全国どこかで大雨注意報が出ている。
南洋で相次ぎ台風が発生し、まもなく梅雨前線を押し上げていくだろう。

梅雨前線の彼方に

 沖縄が梅雨明けしてからすでに3週間経つが予想通り雨が降らない。
6月の降雨量は33mmで、農家は台風待ちの状態ですらある。
梅雨明けが沖縄のベストシーズンと言われるが、
晴天続きの行楽日和だったかというとそうでもない。
常時風速10m近い大陸からの南西の風が続き、
波高は3m程度で海に入れない日々が続いた。

梅雨前線の彼方に

 砂浜は波が高いにもかかわらず、若者や家族連れが訪れた。
その中には米海兵隊の家族のグループがいた。
何かノースショアのような雰囲気でもあったが、
彼らが名護市内に来るようになったのは、辺野古のキャンプシュワブの
海岸が埋め立て工事のため立ち入れなくなったせいでもある。

漁港に行くと、漁の回数が少ないため
いつもより水揚げは少なく近海魚やエビ・貝類が多かった。

梅雨前線の彼方に

風と波は多くの漂流物を運んだ。
名護湾は東海岸に比べ海外からのものは少なく、
ビニール袋やカップ類など生活ごみ類がほとんどである。

梅雨前線の彼方に

 台風が発生し、大陸からの南西の風が南洋からの南風に変わった。
海水浴場の旗も遊泳禁止の赤から、遊泳注意の黄色に変わった。
沖縄では嵐が来る前の穏やかな夏日を迎えたが、本土では豪雨が続く。

梅雨前線の彼方に
       気象庁HP 7/5

 災害をもたらす梅雨前線の先には、
南中国から東南アジア北部に至る広大な亜熱帯域があり、
その彼方にはアジアモンスーンを導くチベット・ヒマラヤが鎮座する。

地球環境の変化は海水温の上昇が直接的原因とされる一方で、
対局にある山岳に至る地域でも様々な現象が起きている。




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Posted by Katzu at 16:04│Comments(0)アジア
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