2016年03月02日
アジアを席巻した寒波と乾気
沖縄からほぼ西に北緯20度付近の亜熱帯気候帯を移動してきた。
1月24日に沖縄に雪を降らせた寒波はそのまま、
同じ気候帯のインドシナ北部にまで到達していた。

2月1日の香港では気温3度、59年ぶりに山で霧氷を観測し、
低体温症の登山客が多数救出されたと報じられていた。
傘をさしダウンジャケかコートを着て、氷雨に震える
香港の街の姿など今までは想像すらできなかった。

台湾でも凍死者がでたこの寒気は、気象庁やAccuWeather.comの
長期予報でも発信されたが、地球温暖化により南北の温度差が縮まり
偏西風が弱まり、その蛇行により大陸の寒気団を呼び込んだためである。

その後、香港を離れた3週間、雨は一度も降らなかった。
バンコク経由で入ったミャンマー中北部は乾季の真只中で
日中の日差しは強く、気温は連日30℃を越えていた。
砂塵と乾燥した空気で咽喉と眼が痛くなるほどだった。
マンダレーの街中では風邪で咳き込む人が多かった。
今年は特に明け方の冷え込みが厳しいとみな口をそろえる。

サトウキビの刈入れも終りデイゴの花咲くシャン州は
少数民族が多く住む地形の厳しい山岳地でもあり、
標高900m近いインレー湖では朝の気温が7℃まで下がった。

降水量が0mm、朝夕の温度差が25℃という厳しい自然環境では、
乾季の干ばつが危惧される一方、これからの暑季を過ぎた7月頃から
サイクロンの襲来と集中豪雨で毎年大洪水に見舞われるようになった。
河川の多くの橋梁は流され、至る所で架替え工事が進行中である。

同じくミャンマー国境に近い北部タイ地方は、
黄色いギンヨウノウゼンが美しい春の季節を迎えた。

朝は肌寒く、乾燥した空気と排気ガス、焼き畑の煙害の影響もあり
チェンマイの朝は光化学スモッグに包まれた都市の様態であった。
3年前に危惧したことではあったが、周辺環境の変化と交通量の増大が
この『北のバラ』と言われた街の環境を変えてしまった。

1月24日に沖縄に雪を降らせた寒波はそのまま、
同じ気候帯のインドシナ北部にまで到達していた。

2月1日の香港では気温3度、59年ぶりに山で霧氷を観測し、
低体温症の登山客が多数救出されたと報じられていた。
傘をさしダウンジャケかコートを着て、氷雨に震える
香港の街の姿など今までは想像すらできなかった。

台湾でも凍死者がでたこの寒気は、気象庁やAccuWeather.comの
長期予報でも発信されたが、地球温暖化により南北の温度差が縮まり
偏西風が弱まり、その蛇行により大陸の寒気団を呼び込んだためである。

その後、香港を離れた3週間、雨は一度も降らなかった。
バンコク経由で入ったミャンマー中北部は乾季の真只中で
日中の日差しは強く、気温は連日30℃を越えていた。
砂塵と乾燥した空気で咽喉と眼が痛くなるほどだった。
マンダレーの街中では風邪で咳き込む人が多かった。
今年は特に明け方の冷え込みが厳しいとみな口をそろえる。

サトウキビの刈入れも終りデイゴの花咲くシャン州は
少数民族が多く住む地形の厳しい山岳地でもあり、
標高900m近いインレー湖では朝の気温が7℃まで下がった。

降水量が0mm、朝夕の温度差が25℃という厳しい自然環境では、
乾季の干ばつが危惧される一方、これからの暑季を過ぎた7月頃から
サイクロンの襲来と集中豪雨で毎年大洪水に見舞われるようになった。
河川の多くの橋梁は流され、至る所で架替え工事が進行中である。

同じくミャンマー国境に近い北部タイ地方は、
黄色いギンヨウノウゼンが美しい春の季節を迎えた。

朝は肌寒く、乾燥した空気と排気ガス、焼き畑の煙害の影響もあり
チェンマイの朝は光化学スモッグに包まれた都市の様態であった。
3年前に危惧したことではあったが、周辺環境の変化と交通量の増大が
この『北のバラ』と言われた街の環境を変えてしまった。

Posted by Katzu at 22:46│Comments(0)
│アジア
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。