2011年10月12日

パラオの自転車生活

 沖縄に戻ると、パラオと何が違うのだろうと思う。
2週間見られなかったテレビ?便所から出て思い出したウォシュレット?
店員のあいさつ?日本でしか使えない携帯?せいぜいこんなものである。
海の青さ、車の多さ、夕立、半そでパンツ、着る物食べる物も
気候もあまりパラオと変わらない。
そんなパラワンライフをフィードバックしてみたい。

パラオの自転車生活

 今回は自転車を持ち込み、自転車で移動生活することを試みた。
日本人なら、こんな小さな島で3km程度の移動なら、
自転車で十分と考えるだろう。
当時、自転車の有効性を説いていたので、自転車通勤も
考えたが、レースや練習以外は、使わなかった。

パラオの自転車生活

実際パラオで日常的に自転車に乗っているのは、
若い日本人とバングラ人など少数である。
それぞれ理由が違うが、その他の人々はほとんど乗らない。
その理由は、路肩が狭い、未整備の舗装、雨が多い、街灯が少ない、
盗難に遭う、などの外的条件に加え、着替えがいる、疲れる、
乗れない、などの内的条件が加わる。

パラオの自転車生活

 それを理解したうえで、自転車を日常で使おうとした。
しかし、その思わくは除々に崩れて行く。
今年は特に雨が多く、台風並みの風も加わった。
しかも寒い。明け方25℃を切った日もあり、風邪気味だった。

ガソリン代が1.5倍になっても、人の生活は変わらない。
中心部に向かい、歩いて行ける距離でも、
多くの人は渋滞する車列に向かう。

 町なかで、自転車好きのフィリピノに声をかけられる。
帰る前に売ってくれと言われるが、値段を言うと
両手を上げ後ずさりしていった。
ギアに砂が絡むようになり、自転車がもったいなく感じてしまう。
買物や食事に行く時、鍵を2つ付けても目の見える範囲においておきたい。

パラオの自転車生活

こうして、パラオの自転車生活は1週間で終わった。
その夜、1日3000円のレンタカー屋に電話する。
沖縄の自転車生活と同じ結果となった。
その主原因は、沖縄の場合は風、パラオの場合は雨であった。

 エコな生活とは、生活の消費を抑え、
他の生活の向上につなげるべきものであるが、
現実的には、余裕のない生活から、
生活を変えて、エコを生みだすのは至難である。


タグ :エコパラオ

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Posted by Katzu at 17:42│Comments(2)エコ
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